「火の鳥ニッポン」が手痛い1敗だ。世界ランク5位の日本は、同9位の韓国に1―3で敗れ、今大会初黒星を喫し、首位から2位に転落した。
韓国の世界的アタッカー金軟景(28)の強打に屈し、韓国戦は2012年5月のロンドン五輪最終予選以来7試合ぶりの敗戦。主将の木村沙織(29)=東レ=が右手小指を負傷するなど不安材料が浮上し、首位・イタリアなど強豪の欧州2か国を含む残り4試合はより厳しい戦いとなる。
4年前の悪夢がよみがえる。日本が第4セットを落とし、水を打ったように静まり返る会場で、韓国選手の歓喜が広がった。ロンドン五輪最終予選は韓国戦の敗北をきっかけに出場権獲得が最終戦までもつれた。主将の木村は「第1セットを取り切れなかったことが響いた」と最初のヤマ場の勝負を落とし、唇をかんだ。
「100年に1人の逸材」と呼ばれる金に計25得点を献上した。4位に終わったロンドン五輪で異例のMVPに選出された世界的名手に翻弄され、第1セットは先にセットポイントを取りながら3度のジュースを経て26―28で先取された。
金を警戒するあまり、今度はアタッカーの金姫真が活躍。5つのサーブポイントを許し、真鍋政義監督(52)は「人と人の間に厳しいサーブが来て、サーブレシーブが崩された」と嘆いた。第3セットを取り、一矢報いただけ。さらに1セット目に主将の木村が右手小指を負傷し、試合後には病院に検査のため直行した。
五輪切符を獲得できる第一条件の「アジア最上位」に暗雲がたれ込めた。韓国はイタリア、オランダ、日本の上位勢に2勝1敗で乗り切った。逆に日本は残り4試合の相手を見ると、世界ランク8位イタリアに33勝44敗と負け越し、最終22日に戦うオランダには直近3連敗中。それ以外に3枚の五輪切符が残るが、強豪を残す試合日程でアジア最上位の座を守るのは過酷だ。
ただ、流れに一時的に変化をもたらした9得点の石井と8得点の鍋谷の活躍は好材料だ。チーム最多21得点の長岡は「負けて、これが最終予選なんだと分かった」と身をもって険しい道を理解した。日本は顔を上げていくしかない。(飯塚 康博)
どんな競技でも韓国との試合は熱が入る一戦。
17日もテレビ越しで応援しましたが、残念な結果になってしまいました!勿論、悔しさはあります。しかし目標は韓国に勝つことじゃない!オリンピックに出場が目標!
木村沙織選手の怪我の具合も気になります。今日はどうなるのでしょうか?
本人は大丈夫とのことですが、無理をしているのでしょう。
残り4戦の相手もタイ・ドミニカ・イタリア・オランダと強豪だらけですが、みなさんで気合を入れて応援しましょう。
頑張れニッポン♪
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